夫婦もチーム、背番号に込められた思い 〜twitterのハッシュタグからわかること〜

8月20日に電撃移籍となったプロ野球選手の「#背番号10」がtwitterのトレンドワードになっています。

Twitterコメントは、例えばテレビ視聴しながら観ている番組につぶやいたり、プルーインパルスが上空を飛んでる様子など、瞬間風速的に「#トレンドワード」が生まれて駆け巡るものもあれば、ブランド名やコピーなど持続的に使われているタグもあります。この「#キーワード」という文化は、twitterがツイートを整理するために2007年に導入してから、今ではSNSで当たり前に利用されているし、むしろテレビドラマのタイトルにも意図的に「#」がつけられたものもあります。

 

#(ハッシュタグ)からうまれる共感

 

ひとつのキーワードがハッシュタグで整理されることで、いつも情報が溢れすぎるSNSから、同じ趣味や感心を持つ人と繋がったり、その時の状況を共有したりすることがとても簡単になりました。

昨日から賛否両論のある「#背番号10」がトレンド入りするなかで、関連するタグからツィートを眺めていると、2015年8月 NBC Bay Areaの素敵なツィートを発見しました。

 

『 TOGETHER SINCE 1952 〜1952年から一緒です〜 』

 

写真をみれば一目瞭然、ご夫婦が着るのはそれぞれ贔屓チームのユニホームなのですが、背番号を並べてみると「TOGETHER SINCE 1952」という言葉になります。つまり、どちらか一人のユニホームだけではつくられない言葉が表現されています。

 

ご夫婦は、アメリカのミズリー州に住んでいて、ご主人はセントルイス・カージナルスのファン、奥さまはサンフランシスコ・ジャイアンツのファンと、お互いに野球が大好きなのに応援するチームが違うようです。

野球であれサッカーであれ、どちらかが熱烈なファンでスタジアムに一緒に出かけるうちに感化されてファンになったという夫婦のパタンは割と多いかなと・・・。一方でそもそも相手の好きなものに関心すら持たないというパタンもありますね。。。

 

この素敵なご夫婦は、お互い好きなことを共有し、例え敵対するチームであってもいつも一緒の場所で、ともに応援していくというスタイルを築き、お二人の思いをユニホームの背番号として表したんですね。素敵すぎます!

 

【出典】NBC Bay Area 公式twitter @nbcbayarea 2015年8 月20日tweet  

ユニホームだとかお揃いのTシャツを着たときの一体感ってワクワクさせるし、同じものを身につけた瞬間から、個からチームとしての力強さが生まれ始めるような気がします。

 

捕手のことを“恋女房” “正妻”と表現する日本

 

野球では、ピッチャーとキャッチャーを「バッテリー」と表現します。語源を調べると、自動車で使う電池が2つの組み合わせであったことから「一組のもの」が転じて、投手と捕手の関係を表現するようになり、お互いに欠かすことのできない存在という意味が発展して、日本では「夫婦」を表すようになりました。

 

【おすすめのドラマ】テレビ東京が描く新感覚 “ベースボール・ヒューマンドラマ” 『八月は夜のバッティングセンターで。』

 

ご主人が投手で、奥さんが捕手というイメージがこれまでは一般的だったと思いますが、結婚や夫婦のスタイルの多様性が拡がる中で、従来のように夫を支える立場だから妻をキャッチーという定位置にする時代ではないのかもしれません。背番号もポジションも、ライフスタイルや生き方に合わせて柔軟にチェンジしながら、ふたりでチームとして乗り越えていけたら、いつの間にかお互いが二刀流どころか、マルチプレイヤーになって絆の深いチームがうまれるのではないかなかと思います。

 

20日に電撃移籍となった野球選手も、新しい背番号で、これまでとは違う新しい役割に貢献してくれればな、と思います。

(こころカフェ運営事務局)

 

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