銭湯のすすめ

“あなたはもう忘れたかしら? 赤い手ぬぐいマフラーにして 二人で行った横町の風呂屋”

これはかぐや姫の歌で【神田川】。昭和歌謡の中でも今もなお多くの人々の心に残っている名曲です。

歌詞からして昭和の風景がまざまざと蘇る素敵な詩と南こうせつさん特有の語り掛ける優しい声音が、あの時代をくっきりと思い出させてくれますね。

この時代、銭湯は毎日行く生活には欠かせない存在でしたが、徐々に家庭にお風呂が普及しだしてから、その姿が減ってきてしまいました。

直近の数字としては、東京都内の銭湯の数は平成25年に706軒でしたが、令和2年には499軒にまで減っており、この先更に減っていくものと思われます。

データをみて気が付いたのは、最もその数が多いのが大田区の36軒、次いで江戸川区32軒、対して最も少ない地域は港区と千代田区のそれぞれ4件とのこと。

多いエリアは新旧入り交ざるベッドタウンなのでうなずけますが、まさか港区、千代田区に銭湯が今もあるとはびっくりですね。

読者の方の中には、銭湯に行ったことが無い方も少なくないのではないでしょうか?

私は子供のころから家風呂よりも銭湯が好きで、良く地元の友人たちと遊び半分に銭湯に行った思い出があります。

小学1年の時、母と二人で行くことになり、女風呂に入っていたら、同じクラスの女の子と遭遇してしまい、大変恥ずかしい思いをしたことがありました。

あの日を境に母と一緒に銭湯には行かなくなりました。当たり前かもしれませんが、その時が女風呂に入った最後でした(笑)

銭湯の良い所は、お風呂が2,3種類あること、温度別に分かれていてぬるいのから熱いお風呂まであるので浴槽を選べること、近所のおじいちゃんが沢山いてアットホームで面白い雰囲気があること、風呂上りに定番のコーヒー牛乳が飲めること等。

最近では、昭和の時代よりも進化を遂げてサウナもあったりと実は設備は充実してます。

番台という、銭湯の方にお金を支払う台があって、現在大人は470円だそうです。

私の子供の頃は、徒歩圏内に3か所はあって、午後になると背の高い煙突から黒い煙が立ち上り、一つの街の景色として存在感を発揮しており、地域の快適なコミュニティとなっていたものです。

先日も近所の銭湯に行ったのですが、かつては夜の7時にもなればそこそこ混雑していて、活気もそれなりにありましたが、コロナ禍も関係しているのか、私を含め男風呂はたったの3人、仮に毎時3人として6時間営業すると18人、男女同数だとして36人で、かける¥470で一日当たり¥17,000の売り上げという計算です。 

時間帯により多少混む時間があるとしても1日¥20,000では経営が成り立つわけがない。

経営難によりその数が減ってきているのですが、そろそろ歯止めをかけないと日本中から銭湯が姿を消してしまう事になってしまうので、銭湯ファンとしては大問題です。

かく言う筆者も最近は気まぐれに行く程度で、平日はほとんどスポーツジムに行くので、ジム内の温浴施設でお風呂を済ませている状態。

時代の変化に伴いお風呂の習慣も多様化していて、会社帰りにスーパー銭湯に行く人もいるだろうし、基本シャワーしか浴びませんという方もいるでしょう。

何とか銭湯に存続維持をしてもらうために、何か出来ることはないものでしょうか?

先に述べた様に銭湯の良さは色々ありますが、それでも人の足が向かないのは単に時間が無かったり、家にあるのに面倒くさいということが原因でしょう。

なので特別な理由を作らない限り、銭湯の衰退はますます進んでしまうように思います。

という事で、読者の皆様に令和時代の銭湯の楽しみ方をご提案させて頂きます。

家庭をお持ちの方は

  • 毎週土曜か日曜に家族の定番行事にしましょう。これで家族の絆を保ちましょう。
  • 銭湯迄は歩いて行きましょう。また行きか帰りにせっかくなので夕食を外食しましょう。

これで家族、夫婦間で会話が生まれ家庭円満のきっかけになるのでは。

パートナーがいる方は

  • デートの締めくくりに銭湯に行きましょう。
  • 必ず赤いタオルをマフラー代わりに使いましょう。(猪木さんの物まねをしても良いです)
  • お風呂を出たら番台の前で二人で仲良くコーヒー牛乳を飲みましょう。

これで益々仲良くなれるでしょう。

パートナーがいない方は

  • 湯船につかりゆっくりとした心で自分を見つめ直しましょう。
  • たまたま居合わせた人生の先輩に、良い人が居たら紹介して下さいとさりげなく伝えましょう。

銭湯には世話好きなシニアがたくさんおります。

  • 一番熱いお湯につかり【10秒耐えたら自分はイケてる】と自分に言い聞かせ、自信を持ちましょう。※心臓に持病をお持ちの方はご遠慮ください。

色々と書き連ねましたが、どうか週に1度、いや月に1度でも銭湯に出かけて、熱いお湯で体と心を解きほぐし、時には居合わせたご老人の話に耳を傾けることで、銭湯に入る前の自分よりも一段進化した自分になりに行きましょう。

(こころカフェ事務局)

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