家庭内別居は意外と快適!?メリット・デメリットや関係修復の方法は?

近年、経済的な理由や熟年夫婦が増えてきたことから、家庭内別居という形をとる夫婦が増えてきているようです。

子供が成人して家を出てしまい、夫と二人きりの生活で会話もなく、家庭内別居を選んだが、案外快適だったという声もあります。

家庭内別居とは、どういった状況を表すのでしょうか?家庭内別居の特徴や理由、メリットやデメリット、さらに関係を修復するための方法についても調べてみました。

・家庭内別居の特徴と理由

・家庭内別居のメリット

・家庭内別居のデメリット

・家庭内別居から夫婦関係を修復する方法

・まとめ

家庭内別居の特徴と理由

家庭内別居とは、同じ家に住んでいても夫婦としての関係が破綻している状態にあることを言います。法律的な定義はなく、各家庭によって家庭内別居の状況は様々です。

家庭内別居をしている家庭の多くは、必要最低限の会話しかしない、食事・寝室は別々、お互いのスケジュールを知らない、お互いの生活に干渉しないといった特徴が上げられます。

家庭内別居にいたる理由には、喧嘩をして口を利かなくなり、そのまま別々に生活をすることが長期化していくパターンと、お互いに話し合いの上で、家庭内別居を開始するパターンとに分かれます。成人していない子供がいる場合は、片方の親のみが面倒を見ることになる場合が多いです。

なぜ家庭内別居になるのかというと、すぐに離婚や別居するほど相手のことを嫌では無い、子供のことや経済的な理由で、すぐには離婚や別居を出来ないといった理由が上げられます。

家庭内別居のメリット

家庭内別居をするメリットとして1番にあげられるのは、経済的負担がこれまでと変わらないということです。別居をすれば家賃や光熱費が二重に掛かりますが、同じ家の中に暮らしているので、家賃は変わらず、光熱費も大きく変わることはありません。住宅ローンなどを抱える人たちにとって、これは大きなメリットとなります。

また、今までの生活スタイルを変えずに済み、世間体を守れることもメリットです。通勤や通学経路が変わることはストレスになりますが、住居が変わらなければ、そういったストレスを抱えずに済みます。親戚の集まりや学校行事など、必要最低限の場で一緒にいることが出来れば、夫婦関係が破綻していることを悟られず、世間体を守ることもできるでしょう。

話し合いで家庭内や生活でのルールを決めることが出来れば、必要以上にいがみ合うこともなく、ストレスを感じることが少なくなる場合もあります。実際に、子供がすでに成人して家を出ている場合や、夫婦二人きりで生活していた場合など、家庭内別居を始めることで喧嘩が減り、快適だと感じる人は多々いるようです。

家庭内別居のデメリット

いかにお互いの生活に干渉しないといっても、一つ屋根の下で暮らしている以上、顔を合わせてしまうことはあります。顔を見るのも嫌だといった場合や、同じ空気を吸うのも嫌だという場合は、それすらもストレスに感じるでしょう。

また、トイレやお風呂といった共同スペースに落ちているゴミや子供への接し方など、直接、会話をしない分、イライラすることも出てきます。

そしてデメリットの最たるものとしてあげられるのは、子供への影響です。子供は親の顔色や不穏な空気には特に敏感です。一緒に食事をしない、会話がほとんどないといった些細な変化でも、ストレスを感じてしまうでしょう。ある程度の年齢になれば、大人の事情を察することもできますが、小さな子供の場合は、両親の不仲は自分のせいなのではないかと考えてしまうこともあります。

別居や離婚をするよりも子供に与える影響が少ないのではないかという考えは捨て、子供の些細な変化にこれまで以上に気を付けてあげる必要があります。

家庭内別居から夫婦関係を修復する方法

それまで別々に生活してきた二人が一緒に暮らすのですから、様々なすれ違いが生じるのは当然のことです。あなたはお相手に過度に期待しすぎてはいませんでしたか?家庭内別居を経験することで、外で仕事をして家族を養うことの大変さや、家事や育児の大変さに、改めて気づいたのではないでしょうか。家庭内別居にいたった理由や原因を冷静に考えてみることは、夫婦関係を修復する第一歩となります。

家庭内別居は、長引けば長引くほど修復が難しくなっていきます。一度、冷静に原因を見つめ直すことができたら、早めに話し合いの場を設けることが必要です。話し合いの場所として、二人が好きだったレストランや、プロポーズされた場所、挙式をあげた場所など、いい思い出のある場所を選ぶのもお勧めです。

また、お互いに冷静に話し合うことが出来ない場合には、第三者に立ち会ってもらうことも選択肢の一つです。お互いの両親に立ち会ってもらうこともいいですが、より感情的にならない方法を選ぶのであれば、夫婦カウンセラーや弁護士に立ち会ってもらうのもいいでしょう。

まとめ

ここまで家庭内別居のメリット・デメリット、修復方法について述べてきました。家庭内別居を選ぶことで、気持ちが楽になる人もいれば、かえってストレスを抱えてしまう人もいます。どういた形で生活することが家族にとって快適なことなのか、今一度、考えるきっかけになれば幸いです。

夫婦関係を継続していくためには、相手に過度な期待や依存することなく、生活していくことが必要であると思います。さらにお互いの意見を尊重し合い、思いやりを持って接することでよりよい家庭がつくれるといいですね。

(こころカフェ事務局

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