

性格の不一致で離婚を考える前に、お互いの『違い』を認め合い、尊重してみませんか。
あなたが既婚者でも未婚者でも、恋愛中でも恋愛未経験でも、「この人と結婚しよう」と決心するカップルがいる一方で、
離婚する男女もいます。
離婚をするにも様々な理由がありますが、その代表的なものが「性格の不一致」です。
でも考えてみてください。そもそも人間の性格は人それぞれです。
では性格の違う男女が円満な夫婦でいるためには何を心がければいいのでしょうか?
離婚の実態とその原因は?
性格はそれぞれ違って当たり前 では行動は?
離婚の実態とその原因は?
厚生労働省が公表する「人口動態調査」によれば2020 年の離婚件数は 19万 3,253 件。
日本では、2000年以降に離婚件数を婚姻件数で割った比率が30%を超えていることから、これを離婚率として3組に1組が離婚していると言われがちですが、 統計学上の「離婚率」は人口1,000人あたりの離婚件数で表します。
これによれば離婚率は2000年で2.10、2018年では1.66と近年で減少傾向にあります。
しかし婚姻数そのものも減っているため、結婚した夫婦と離婚した夫婦を比較して「夫婦の○組に□組が離婚している」ことを離婚率と言っていいかもしれません。
では離婚原因ですが、最高裁判所が開示している2018年の司法統計のデータ(婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別)を参考にすると以下のようになっています。
男性
1位 性格が合わない
2位 精神的に虐待する
3位 その他
4位 異性関係
5位 家族親族と折り合いが悪い
6位 性的不調和
7位 浪費する
8位 同居に応じない
9位 暴力を振るう
10位 家庭を捨てて省みない
女性
1位 性格が合わない
2位 生活費を渡さない
3位 精神的に虐待する
4位 暴力を振るう
5位 異性関係
6位 その他
7位 浪費する
8位 家庭を捨てて省みない
9位 性的不調和
10位 家族親族と折り合いが悪い
男女ともに”性格が合わない”いわゆる「性格の不一致」が離婚原因の第1位となっています。
上位10位の全訴訟件数でみると、「性格の不一致」は男性が35%、女性が22%にも上ります。
2020年の離婚件数で考えても、何万人かの男女が「性格の不一致」で仲たがいしていることになります。
逆に考えると「性格が一致」したので結婚したのでしょうか?繰り返しになりますが、
人間である限り性格が一致することなどありえません。
ここでいう「性格」は「価値観」と言ってもよさそうです。
性格はそれぞれ違って当たり前 では行動は?
性格はそれぞれ違って当然ですが「価値観」にも多様なものがあり、
人間の全ての「行動」はその価値観に判断されているともいえそうです。
とすると「性格の不一致」は「価値観の相違」すなわち、お互いの行動に対する違和感といえるかもしれません。
結婚する前は許せたことも、結婚した後で気になったりします。
では、妻は夫の、夫は妻の何が許せないのでしょうか?
ある民間の調査による「これだけは許せない」夫の習慣の TOP10は次のようになりました。
1位 衣服・靴下などを脱ぎ散らかす: 132pt
2位 ゴミをいろいろなところに置く: 98pt
3位 ソファなどで寝る(ベッド・布団で寝ない): 90pt
4位 食べたあとの食器をさげない: 86pt
5位 テレビの音量が大きい: 85pt
6位 食事中にゲップする: 83pt
7位 風呂に入らないで寝る: 82pt
8位 トイレが長い: 68pt
9位 使った文具や工具などを片付けない :68pt
10位 使った食器を出しっぱなし: 53pt
同様に「これだけは許せない」と思う妻の習慣は以下の通りです。
1位 ソファなどでうたた寝をする: 79pt
2位 衣服・靴下などを脱ぎ散らかす: 66pt
3位 話が長い: 62pt
4位 洗濯物を畳んでしまわない: 50pt
5位 出かけると言ってからの準備の時間が長い: 48pt
6位 お風呂や洗面台に髪の毛が散らばっている: 45pt
7位 玄関にたくさんの靴が出しっぱなし:39pt
8位 外出した服のまま・メイクを落とさずに寝る: 36pt
9位 風呂が長い: 23pt
10位 出かける服を決めるのに時間がかかる: 21pt
その人の性格を直すことは、一般的に極めて困難です。
一方、行動は意識することで変えられます。
自分の考えだけで相手の行動を変えようとするのは、わがままや傲慢になりかねませんが、
相手に不快な思いをさせないように振る舞うことはエチケットとしても必要です。
であれば、お互いが気持ちよく生活するために行動を変えることが大切です。
人間は「十人十色」、「無くて七癖」です。
また「三つ子の魂百まで」ともいいます。
人間の性格は幼いころに育まれ、その人が生きてきた歴史によって形作られるものとも言えます。
今までの歴史は変えられませんよね。
人の性格も基本的には変わらないものです。
でも、未来は変えられると言います。とすれば、
性格を変えるのではなく行動を変えることで、願う未来を創ることもできるはずです。
ご夫婦の幸せな未来を望むなら、性格の一致・不一致ということではなく、お互いの違いを認め合い、尊重することが必要です。
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